織田信奈のデスラン回と目尻メモ
前回の予告のこの絵が凄く気になってて、
今回見てみたら、デスラン作監回でした。
原画には「クガイメン」さんもいましたね。
内容的には、割と優等生な仕上がりでしたけど、
やっぱり、予告にもあったこの主人公と斉藤道三のツーショットの絵が気になった。
新後藤圭二派の高品さんの絵(再掲)は
まさにこれ(http://d.hatena.ne.jp/n_euler666/20100110/1263142708)の
10年くらい前の絵
に多数ある後藤圭二あるいはビーボォ系の絵に明らかに影響を受けている。
この対比だと分かりやすい部分は「目尻」。
例えば、上の信奈の絵では右目の目尻も描いてある。
しかし、ナナメを向いているのだから、物理的に考えれば目尻はいえないはずである。
ここらへんは、「アニメに立体をもたらした」と言われる湖川さんの絵を見ても
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後藤圭二さんも、「はいぱーぽりす」くらいまでの時期は反対側の目尻を描いていたんだけど、
90年代終わりくらいから、「立体度」がアップし、目尻を描かなくなります。
(参考)
反対側の目尻が描いてなく、眼球の丸みも感じさせるけれど、
そもそもの顔の形と目の大きさがリアルではないので、
なんか不気味な感じがする。
一時期この不気味さを「ゴッキー病」なんていう人もいましたね。
で、冒頭の
これ。
反対側の目尻が同じく描かれていないのだけど、
非常にナチュラルだな、と。
ナチュラルに立体を表現しようとしている。
この立体感的にはまさに「うつのみやさとる」、と俺なんかは思ってしまうわけです。
男二人のカットということもあって、総作監が入らなかったのかな。
でも、予告に使われるくらい「良い画」だと思います。
独自の立体感
やっぱり"安藤正浩"なんだよなぁ