ガールフレンド(仮)2話

やっぱり、このアニメのカット繋ぎの省略のリズム好きだわ。


もちろん、友情系百合アニメとして最高の作品
森田さんは無口。」を受け継いでるというのもあるんだけど。


初っ端のこの繋ぎ方





最初の会話とココミの表情を見れば、
「体重を気にしている」ことはわかるから、
食事シーンや移動シーン、説明セリフを飛ばして
いきなり体重計の前


こういう省略感が凄い心地いい。


あと、この2話はやたらと言葉遊びしてるのも気になって。
「重い・重量感」のところもそうだけど、
気になったのは授業中


先生の

読者に想像や推理をする余白を与えて・・・
というセリフ。
途中からココミのセリフが被さるので
聞き流しそうになるところだが、
このセリフはいわばこのアニメのスタイルそのもの
ここで「ん?」
となってると続くシーンで


「因果応報」を答えさせる言葉遊び。
授業のセリフも積極的に使っていることがわかる。
逆に言えば、先の「想像や推理」も意図して書かれたものであることがわかる。
(そして「想像の余地」は後半のミヨシさんがココミの思いを察するところへつながっていく)


この「因果応報」のところもカット繋ぎが良くて、
メロンパンから直に先生に呼ばれて、
それでまったく慌てないというところが気持ちいい。


普通なら「妄想から我に返って慌てる」みたいな余計なテンプレート芝居が入るところで、
何もなかったかのように、自信ありげに「因果応報です!(キリッ」とかやってるココミさん

メロンパンのことを考えながらもちゃんと授業を聞いていたのだ。
心地のいいキリドヤ感。


脚本はクレジットの下山健人さんという名前を見て、納得。
ルパン三世浦沢義雄脚本回を見まくっていたので、
浦沢さんの弟子筋である下山さんの「遊び」の脚本に、
こんな形で出会えるのは意外な喜び。


2話楽しかった。