レールガンの世界は

ずっと「事件」が起きるのを待っている世界なんだと思う。
エピゼロさんは
http://d.hatena.ne.jp/episode_zero/20100207


>後者にナベシンが入ったらすぐさまジャッジメントが駆けつけて来るだろう


と言っているが、俺は逆だと思っている。
レールガンの世界はむしろナベシンを待っている。
巨大化したナベシンが学園都市を破壊するのを待っている。
あるいは晴れののちブタが降ってくるのを待っている。


そのために美琴は成長せず、サテンはいつまでもレベル0で、
黒子と美琴の仲も進展しないのだ。


イベント直前の状態で待機させられているキャラクター。
大きな事件が起きれば、「動きだす」人間をよくぞここまで揃えた。


もうコーラのボトルは良く振ってある。
大量のメントスもぶち込んだ。


でも栓は開けない。
そんな寸止め感こそ、レールガンの魅力なのかな、と最近思う。
アニメ様の「アニメの魅力はムラムラ」から続く、


「アニメの魅力=寸止め感」


その究極こそ、レールガンなのかもしれない。
俺は気持ちよく出しちゃう方が好きだけどねw

もっとも

レールガンの世界というのは所詮は「禁書」の前座にすぎないという
物語的な要請があるわけで。


レールガンの世界が待っている「事件」は「とある魔術の禁書目録」であることは
明白なんだし、そこには深い意味なんてなーーーーんもないんだろうな。
そして「禁書」という「ふた」がある限りは
レールガンは発射されないし、
暴発もしない。
じわじわと磁力を貯めてビリビリしてるだけ。


前座を楽しむ美学というのも乙なものであることは認める。
でもレールガンのキャラは優秀な前座に過ぎないんだよなぁ


しかも肝心の禁書はアレだし・・・
もういっそのことスピンアウトしちゃおうぜ〜〜〜
もちろん監督は出崎で!
女海賊・キャプテンルイコの物語をよ!