2012-01-01から1年間の記事一覧
スーパーGALS寿蘭というアニメをご存知だろうか? りぼん原作の少女漫画アニメ。 原作そのものの面白いさというのもあるが、 小林常夫さんが監督をやっていて、 作品としてのトータルとして出来が非常に良い。 小物設定のプロ・宮川治雄さんの実力が見事に発…
雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。 それが自由というものだ。 −ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ アニメ的にはビッグオーで引用されたことで有名なこの言葉。 中二病のラストはこれで全て表現できる。 「普通であるべし」という同調圧力を…
10話なんてなかった。 11話の花田十輝節の唸り具合は相当ですね。 前の記事で花田十輝の要素として 「幻想」 「ディスコミュニケーション」 「許容」 の三つをあげたが、このうちの 「幻想」「ディスコミュニケーション」 はこの回でクリアしたと言って…
エンジェルビーツは特異なアニメだと見るたびに思う。 アニメ史の一つの特異点だ まず、一番メインの部分だけ見ても、その特異性は図抜けている。 PAワークス、麻枝准、岸誠二。 PAワークスはいかにも00年代のアニメスタジオらしく、 自分の身内だけでアニ…
お前ら武本クソとか言ってるけど ソウルテイカーのDVD買って見て言ってんの? ろくにアニメすらも見ないで武本批判してんじゃねーよ 2ちゃんの書き込みに影響されて武本批判かよ 俺はDVD買って武本のコンテ演出回を見た そして思ったけどやっぱり武本…
http://animeanime.jp/article/2012/12/04/12272.html こんなものを見つけた。 若手演出家としては非常に期待している山崎みつえさんが監督をやることで 期待できそうだが、今日の本題はそこではない。 この一文だ >作画監督は『少女革命ウテナ』などの加藤…
不可視境界線=「現実と虚構(幻想)の境界」とかいう説をちらほら見るが、 これは正確ではないと思う。 もうこの境界はそのまま「生と死の境界」だろうと。 例えば、6話とかの踏み切り=境界という考え方。 これは出崎信者的に考えても基本中の基本の演出…
今期はファザコン系女子萌えとしては豊作も豊作。 これを待っていたんだ、俺は。 俺が「中二病」を飽きずに見れているのもこれ。 六花にクエス・パラヤを見ているからに違いない。 およそ俺の中の萌えは、クエス・パラヤに凝縮されているわけで、 六花はひさ…
人は何かを見たら、その見た事象を積み上げて予想・予測をする。 それは大抵は自動的なパッシブスキルであると考えられる。 これはいわば帰納的な未来予測と言える。 これと逆に、演繹的な未来予測もある。 つまり、最終形から予測する方法である。 例えば、…
これはヤバイ。 ひさびさにテンションのあがる仕上がり! さすがは、あの「グレンラガン11話」の本多康之さんとにかく初っ端から このカット構成! 「すごいよ!マサルさん」や「ギャグ漫画日和」を思わせるような ダバ絵からの、 レンズ効果を感じさせる…
ひだまり4期の6話が素晴らしかった。 八瀬祐樹という演出家についていままであんまり意識していなかったが、 まだ若手なのにシリーズディレクターに抜擢されるだけのことはある。 荒削りな部分も多いがとにかく演出に勢いがある。 特徴的な俯瞰の使い方や…
寸止め感という言葉をみたのは、某新聞のグルーヴラインの紹介記事だったか。 まさにこの言葉を「中二病でも恋がしたい」にこそ使いたい。 そもそも5話からして俺には寸止め感バリバリのものだった。 上品な美食家的アニメオタクは、 5話の「2回の笑顔」…
とは劇作家オスカー・ワイルドの言だが、 俺はまったくその通りだと思う。 およそ、世の「作画崩壊」だの「脚本が矛盾してる」だの「設定と違う」だの「作風と合わない」だのというのは まさに先のワイルドの言葉に凝縮される。 想像力が欠けているから一貫…
今期の俺的2強は「てーきゅう」と「神様はじめました」だ。 「テンポ」という言葉は一種のマジックワードになっているし、 はっきりといおう。 この2作品は 「速さが段違い」だ。 しかし、もちろんこの2作品で状況は異なる。 「てーきゅう」はまさに最速…
「花田十輝大先生が原作ブレイクしながら暴れている!」 との情報をつかんだので、視聴してみた。 なるほど、これはなかなか面白い。 花田十輝の得意技といえば 「幻想」である。 性別の幻想性を描いた「かしまし」 姉弟愛の幻想性を描いた「sola」 精霊会議…
俺にとっての、だけど それは 合唱部=PAワークス である。 では、声楽部は何か。 基本はもちろん、プロダクションIGである。 だが、IGとPAをつなぐ間に実は、 二つの別の「合唱部」がある。 それがTARITARIでもグロスとして参加している 「…
最近俺の中で熱い劇アンパンマンですが、これも面白かった! このアニメはとにかく 出崎的演出とエフェクト! 演出部分では出崎統監督の劇場版クラナドを思い出させるようなところもあり、 濃厚な仕上がり! 「夢」というキーワードと出崎演出の親和性は 出…
思っていた以上に キルミーベイベーとエンジェルビーツを足したような作品だったw 全体的にエンジェルビーツ的なんだが、 「イメージBG」と独特の間が この作品が山川監督作品であることを表現している。 (イメージBGについては http://d.hatena.ne.jp/…
相変わらず、大槻さんの作る画面は上品でキレがあるなぁ。 ほぼエロ漫画の原作をこういう映像にしちゃうってあたり、 まさにアニメ界の滝田洋二郎なのかもしれない。 本当に、レイアウトがキレ過ぎ。 どのカットを見ても画面構成に隙がない。 教室・ベンチと…
分割2期と2クールモノ。 結果だけ見れば同じかもしれないが、 全然違うと俺は考えている。 なぜかといえば、やはりアニメも人が作っているからだ。 2クールものの、盛り上がりというのは作品内のみならず、 制作陣も同様である。 ライブ感と言っても良い。 …
2012年になってもやっぱり ”大地丙太郎1強” なんだよなぁ
勇者シリーズ最新作 という部分よりも、 「富野イズム最後の後継者・森 邦宏監督」 の見事なコンテワークが光る! って感じかな。 富野さんの弟子筋ではもっとも地味な森監督だけど、 ここで一発がんばってほしい。 でも、相変わらず地味な仕上がりだった気…
10分、いや5分かもしれない。 出崎監督なら、この1話の内容をそのくらいでやる。 安藤汁が迸るアクションシーン以外はもっと全然飛ばせる。 そうだろ?
鈴木信吾さんを最初に意識したのは超重神グラヴィオンの9話であった。 鈴木信吾さんが絵コンテ演出作監まで担当し、 大張監督とはまったく異なる、うつのみや理を思わせるような動き かっこいいレイアウトに包まれている作品であった。 あれから10年以上たっ…
終わっちゃった・・・と言ってもこれ、プロローグくらいなもんだろw 4クールものの1クール目という感じだなぁ。 「NARUTO」と谷口悟郎イズムが融合した久城りおん監督と 「BLEACH」の制作だった、小澤一由、大久保昌弘、浅利藤彰の各氏が プロデューサー、…
たまに違う分野のことを書くとちゃんとその分野の来て下さるのはネットの良いところですね。 というわけで珍しくブコメレス>miruna >演技力勢はほとんど全員耳鼻科勢でしかないという事実を追認するだけに留まる糞エントリ コメントありがとうございます。…
アニメにとって欠かせない要素、声優。 この声優を視聴者としてどう見れば、いや聴けばいいのか。 その物差しを考える。 最近の声優を計る物差しは ・容姿 ・歌唱力 ・(ラジオやイベント等における)トーク力 などという、およそアニメにおける声優の役割と…
「愛は平和ではない 愛は戦いである 武器のかわりが誠実(まこと)であるだけで それは地上における もっともはげしい きびしい みずからをすててかからねばならない戦いである―― わが子よ この事を覚えておきなさい」 (ネール元インド首相の娘への手紙) …
二期はなんかヌルイ話が多いから保留してたんだけど、 3話面白いじゃん! って思ったら、絵コンテが星空に架かる橋の三原監督だった。 そうそう、こういうガチ百合嫉妬話とか見たいわけよ。 さすがは星空でハーレムジェノサイドを実行した三原監督だわ。 三…
りきおさんの http://d.hatena.ne.jp/rikio0505/20120805 からインスパイアされたものをダラダラと書く。 多分、結論とかない。 さて、日本の子供にとっては「学校」と「家族」で生活の9割くらいであり、 ティーン向けのアニメも必然的にそれに習うという主…