神様はじめましたの7話がやべーぞ!!!!


これはヤバイ。
ひさびさにテンションのあがる仕上がり!
さすがは、あのグレンラガン11話」の本多康之さん

とにかく初っ端から



このカット構成!


「すごいよ!マサルさん」や「ギャグ漫画日和」を思わせるような
ダバ絵からの、
レンズ効果を感じさせる引きの構図!


このギャップで感覚に対して直接インパクトを与えようというのだ。
ぐっと視聴者の心を惹きつける。


そこからも、漫画的な絵と

カメラを感じさせるアオリ俯瞰の画を


波状攻撃のように織り交ぜてくる。


この落差で攻める演出、
Aパートのここらへんからエスカレートし始める!



ギャグ絵からの「ナナメ構図」からのイマジナリーライン越え!


位置関係などが問題にならなくなるギャグ絵から、
一転して映画的な画に移行し、すかさずイマジナリーラインを越える。
視聴者の頭をぐちゃぐちゃに掻き回してからの


この少女マンガらしいイメージBG!

からの

この感情の篭ったアップ絵


からの

このロングの俯瞰ですよ!


これぞカット割りが作るリズム!


感情の篭ったアップからのロング俯瞰の部分は
往年の出崎演出に勝るとも劣らない!


で、ここで演出の勢いを落とさない!
次のシーンで
さらに



畳み掛けるわけ


さっきのは前菜か?と思わせるな
本命カップルでの波状攻撃!
ここもアップからのロングが冴えに冴えてますね。


さらにさらに



こんなシーンを挟んでからの







このAパートラスト!
回り込み、切り替えし、アップ・・・カット割りのすべてが気持ち良い。
カメラを一回引いてからの速いズームというのが、
最後のダメ押しをしているのも、
ラストの絵も、一見ばらばらの要素を持ったカットが
見事に噛み合っている。


Aパートが終わったところで「今週すげぇ面白かった!」とか終わったと勘違いしたら
「続きはすぐ!」とか出て、ここまでで半パートだということを思い出す始末。
圧倒的ボリュームのAパート。
しかし、このAパートすら来るBパートへの助走に過ぎなかった・・・・


ここまで結構長くなってしまったので、Bパートは各自ご覧ください。
Bパートラストがまたもや圧巻怒涛の演出。
確実に見たほうが一本と言って良いでしょう。
今年の各話ベスト最有力候補です。


いやはや、本多康之さん、これほどとは。
グレンラガンの11話は今石監督が大分修正していたという話もあり、
どこまでが本多さんの演出か分からない部分もありましたが、
サンプルにこの神様の7話が入ると大分見えてくるものがありますね。


そしてそれに加えて作監本橋秀之さんのアップ絵が本当に素晴らしい。
かつて師匠の荒木伸吾さんとともに「美麗作画」を第一線で引っ張った実力は本物。

本橋さん特有の鼻の上の影も健在


3話でも、茶店で馬鹿ヤンキーに絡まれるシーンは完全に本橋さんの絵だったなぁ
あそこは原画も本橋さんかも