鈴木信吾さんを最初に意識したのは超重神グラヴィオンの9話であった。


鈴木信吾さんが絵コンテ演出作監まで担当し、
大張監督とはまったく異なる、うつのみや理を思わせるような動き
かっこいいレイアウトに包まれている作品であった。


あれから10年以上たって。
この、鈴木信吾さんの監督作を観て、
やはり俺の勘は間違ってなかったと思う。


ひさびさにここまでの「作画アニメ」を観た気がする。
すべての要素が作画を引き立たせるために存在する。
キレキレのレイアウトをテンポを度外視してゆったり見せたり、
物語そっちのけで作画で魅せる画面を作ったり。


そう、これこそが、
作画アニメ