六花とココと奈々生とクエス・パラヤと


今期はファザコン系女子萌えとしては豊作も豊作。
これを待っていたんだ、俺は。


俺が「中二病」を飽きずに見れているのもこれ。
六花にクエス・パラヤを見ているからに違いない。
およそ俺の中の萌えは、クエス・パラヤに凝縮されているわけで、
六花はひさびさの正統派萌えヒロインといえよう。


そう考えると、クエスパラヤの「ファザコン要素」がいかに重要かということ。
ここ最近は、
「親の排除」こそが萌えの要素であるかのような話も多かったが、
まったく分かっていない。
ファザコン要素こそ至高なのだ。


そう見れば、今期のアニメではもう二人もいる。
それが、ココ・ヘクマティアルであり、桃園奈々生だ。
彼女らは立場や方法は違えど、みな父親から捨てられた存在だ。
だから、擬似的な父親やファミリーを求める。


六花の魔術部だって、ココの傭兵部隊だって、奈々生の神社だって、クエスネオジオンに行ったのだって
全て同じこと。


その反発と憧憬こそが美しい。
だからこそ、世界は案外彼女らに甘い。
中二病の世界は分かりやすく甘いが、ヨルムンガンドの世界だってココにあまあまだし、
神様はじめましたも一緒。
エスだって、かなり甘い世界を生きているように見えた。
逆に言えば、クエスは甘い世界から脱出したのかもしれないが。
自分の意思で死ぬことで。


しかし、それと同時に、アムロとシャアの言葉を借りれば、
彼女らはうっとうしく、マシンにでもしてやりたい存在でもある。


ココはマシンになることを選んでマシンになろうとしているし、
奈々生は「神様」というマシンをやらされている。
巴衛=アムロ+シャアというのはわかりやすいだろう。
瑞希=ギュネイもそれっぽくていいね。


六花のみは、勇太が「シャア」でも「アムロ」でもなく「ハサウェイ」であったために
ギリギリのところでマシンにならずにいる。
ハサウェイ=勇太は、声優的にも10年前に佐々木望の後継者ポジションだった福山というのは
わかりやすいところ。



あとはどう決着をつけるか、だ。
ココはマシンになるとしても、奈々生と六花はどう決着をつけるのか。
六花は「ベルトーチカチルドレン版」での勇太=ハサウェイとの決着だと面白いのになぁ
奈々生はクエスを超えてハマーンになりそうな気も・・・。
これが今期の見所。