金田伊功のルーツ

作画オタクなら金田伊功のルーツは把握しておこう。
知識としてだけならwebアニスタで手に入るレベルの情報です。
もちろん原典にあたってほしいですが。


基本としては


金田のルーツ=木村圭市郎のフォルム+荒木伸吾のポージング+小林治の動き


こんな感じ。
木村作画については猫鍋丼の言うようにアタックNO1とか後は白黒の009とか。
小林治はど根性カエルでいいでしょう。
荒木伸吾は「あしたのジョー」とか巨人の星の花形が大リーグボール打つところとか。


もちろん、金田さんの独自の感性があってこその
金田作画なのは間違いのないところですが。


さらにルーツを遡ると、木村・小林・荒木の三人の源流には楠部大吉郎という人がいた


木村は新人時代を楠部班で過ごし
小林は楠部について東映を辞めてAプロに入社
荒木はそのAプロの巨人の星で楠部の元で原画をやっている。


Aプロの創始者である楠部大吉郎金田伊功の誕生を用意したと言ってもいいだろう。
TVアニメの創世記の話である。
楠部さんと言えば、右腕の小田部さんとの二人原画のこれ



かっこいい……
今見てもかっこいいというか、ほとんど古さを感じない。
木を飛び移るシーンはNARUTOかなんかでも使われてた様な。
これが1964年とか、完全に意味不明。
なにこの手裏剣
それをはじき返す動き
斧のアクション
エフェクト


さすが月収150万(現在の価値にしておよそ1500万)のアニメーター。
日本のTVアニメを支えた実力は偉大という他無い