佐藤順一

天才。(by羽山淳一


というわけで、「うみものがたり」ですよ。
やっぱりARIAは習作だったんですな。


ストレンジドーンという習作で学んだ事(平川哲生さん言うところのタナトス)を活かして
プリンセスチュチュを作り、
そしてサトジュンの本領と新たに学んだ事を合わせてカレイドスターを作る。


今回は「ARIA」でいわゆる空気系の技を磨いたことが
巧く作品に反映されてますね。
うみものがたり」は空気系とは違ってしっかりとストーリーがありそうな感じなので
それを活かすために空気系の描写を有効している。


例えば占い師親子のやり取りやマリンのお尻など。


加えて、ARIAでは抑え気味だった「タナトス」の部分も
一話のラストで登場。
この先のストーリー・演出に大きく関わってきそうだ。


さらに、「white album」で話題になったレタリング(文字演出)も
ホワルバよりも数段効果的に使われている。
新房・細田・ホワルバなどの「記号化」のし過ぎに対する
アンチテーゼとも言えるだろう。
かつて「漫符」という記号化を行ったサトジュンがここで
彼らにまったをかけるのは一つの責任とも言えるかもしれない。


とにかく期待の一本!