シュール系演出家・土田豊


スマイルプリキュアの6話が、さすがは土田豊さん!という見事な出来だった。
(参考:前の記事 http://d.hatena.ne.jp/mattune/20090701/1246375016
   他所のブログの記事 http://syunsou-blog.cocolog-wbs.com/blog/2010/08/post-5741.html
   公式インタビュー http://www.toei-anim.co.jp/tv/marie_gali/special/inside03.html)

前の記事のデジモン・鬼太郎の4コマは見れなくなってますが、
公式にマリガリのが載ってますね。


公式にも書かれていた「キャラクターの崩し」
そして「シュールな笑い」と土田さんらしさが全面に出たのが
今回のスマイルプリキュアの6話と言って良いでしょう。






ここらへんは秀逸でしたね!
最近の朝アニメでは
ジュエルペットサンシャイン」がルール無用のギャグをやってますが、
土田さんのプリキュア
「ルールを逆手に取ったシュールさ」
つまり
「5人揃った事を強調するというこの話のコンセプト」に則った上で、ジワジワくる絵作りをしてくる。
これはなかなか出来ることじゃない。


さらにはマリガリのときにも見せた円陣も。


こういう絵が好きなんでしょうね。




これも良いですねぇ
「変身中に攻撃しない」というルールは守りつつも
変身が終わって浸ってるやつは容赦なく攻撃、と。


で、最後はこれですよ


このシーンは、ここで笑い顔を作るから泣ける。
「悲しいシーンの笑いは悲しさを際立たせる」
基本忠実だけど、
この話全体でシュールな笑いを作った来ただけに、
この基本に忠実な「泣きの笑い」が効果抜群。


いまだ、俺の中では期待の若手NO.1候補ですね、土田豊さんは。