ソラカケ25話
なんなんだろう。
ストーリー全体としてはもうどうしようもないんだけど、
ナミとか神楽とかネルバルとかツツジとか
すっごくいいんだよなぁ
姉妹の関係の話をするには、
秋葉が本当に妹の事をまったく大事に思ってないのが破綻してる原因なんだけど、
それも逆にリアルかな、とも思う。
姉妹の嫉妬みたいなものでドラマをやるなら
前にも言った通り劇場版どれみ#が至高。
それに対して、こういうのもアリなのかなぁ。
でもいくらなんでも……
秋葉というのは特に何も努力しなくても不自由しない星の元に生まれた人間なわけで、
基本的にはその境遇に嫉妬した人達の話なわけだけど。
で、秋葉は努力も不自由もないから、ネルバルの「人類引き篭もり計画」にも基本的になびかない。
現実に不満がないからね。
この「秋葉」という主人公の面白いところは、
例えばガンダムSEEDのキラ・ヤマトと違って、
作品中の(イツキ以外の)誰からも「凄い」と思われてない事なんだよね。
イツキも初めての友達だから仕方なく、って感じもあるし。
普通は友情ってそういうもんだしな。
なので、この作品には「正しい」という立場の人物が皆無。
面白い試みだとは思うけど、
やっぱり失敗は世界を狭くしすぎた事だと思う。
まあこれで、秋葉が最後まで本当に何にもしなかったら、
誰が認めなくても、名作認定するね。
「宇宙規模の動乱が起きようとも、少女の心は1ミリも動かなかった」
素晴らしい。
まさに究極のディスコミュニケーション。