細田・新房のライン

00年代を代表する演出家というと確かにこの二人。
キーワードはやっぱり記号化だよね、という気がする。


なので、そのルーツに「出崎統」「ウテナ」、新房の場合はさらに「金田伊功」がいるのは
納得ではあるんだよね。
そういう意味では二人の弟子である中村健治
半熟英雄のOPをやったのは歴史的に正しい。


ただ、最近二人の作品を見ている事と「記号化する」という手段が
目的になってしまっているような気もするんだよね。
そこが最先端である由縁であり、俺が時かけで何か引っかかった部分なのかもしれない。


そういう意味でも俺が好きなのはあくまで「橋本カツヨ」だったのかな、とも思う。
新房に関しても、ソウルテイカーからさらに遡って、幽遊白書のドクター回とか。
まだ記号化しきってない頃の方が好み。


ぼくらのウォーゲームも、前にも言った通り、
「裏ぼくらのウォーゲーム」ことエイリアン9の方が良い。
演出に容赦がないというか、「記号化」のみに頼りすぎてないというか。


富沢ひとしという漫画家の「記号化」の具合が良いってのもあるんだろうな。
キャラクターは極度に記号化されてるけど、エイリアンの内側とかは凄く細かくてグロい。
デビュー初期の「肥前屋十兵衛」なんかを見るとモロに板垣恵介フォロワーで、
あのマッチョ絵から記号化していったところに意味があるのか。


全然まとまらないなぁ。


ファンファンファーマィが手に入らないので
代わりに不思議の国のアリスと男塾を借りてきたから見よ。
多分これでかわりになるはず。