ソラカケ最終話〜本当に何も変わらなかった少女〜
前話の感想で
>まあこれで、秋葉が最後まで本当に何にもしなかったら、
>誰が認めなくても、名作認定するね。
>「宇宙規模の動乱が起きようとも、少女の心は1ミリも動かなかった」
>素晴らしい。
>まさに究極のディスコミュニケーション。
と書いた。
本当にそうなった。
恐るべき作品である。
だって本当に、ほとんど何もしてないんだよ。
確かにスーパーイナズマキックはしてたけどw、
ただ単にむかついて蹴っただけ。
説得とか葛藤とかそういうのはまったくなし。
これは凄い。
妹にもマジで無関心。
普通は、最後に盛大に姉妹喧嘩→仲直りとか、
ラスボスを前にしてライバルデレ(「あんたを殺していいのは私だけなんだからね!」的な)してみたり
とか、そういうのだと思うじゃん。
でも余裕でスルー。
凄い。
なんというんだろうか、
「ゴドーを待ちながら」っぽい。
何も起きないストーリー。
宇宙規模にドンパチやってるように見えるのは、
「ゴドー」で浮浪者二人が会話をしているようなもの。
狙ってやったわけではないだろう、さすがに。
ただ、素晴らしい不条理劇だったと、結果的には思う。