今週のアニメは再び凄い面白かったわけだが


いや、すげぇな。
ささめきこと森脇回の面白さはまあわかる。


続く「にゃんこい
うん面白いw
川口監督コンテは本当に安定して面白くて不思議。
質×量で考えると最強の演出家なんじゃないか?
テンポは本当に良いし。


演出処理は別所さん。
シャングリ・ラの監督やってもAICでの立場は変わらずなのかな?


で、にゃんこいも十分面白いんですが、今週その上を行ってたのが
けんぷファー」w


うわ、気持ちわるいアニメwwwwww


絵コンテ・演出処理は
坂田純一・井上茜の狂乱家族18話コンビ。
あれも不快感極まって快感になるアニメだったなw


もう細かくなんかいうよりは脳のスイッチを切り替えた方が懸命・・・っ!
第九とかもうねw
あれで「裏切ったんだ!○○と一緒で僕を裏切ったんだ」とか
主人公が言えばエヴァパロってことで丸く収まるんだけど、
そうはしないのがNOMAD黒田作品!
さすがですわ


そして「電磁砲」
何気に最近いい仕事してると評判の二瓶さんのコンテ回
うむ、普通に面白いぞ。
ストーリー的にも素晴らしい盛り上がり。


でもまあ構成的にまたちょっと残酷さが足りないなぁ、個人的には。
けんぷファー脳になってたせいもあるかもしれんが、
1話丸丸つかって木山先生の過去話をやってほしかった。
もっと幸せな時間を表現して、
最後の実験失敗との落差をもっとつけてほしかった。
もっと見てて辛くなるくらいが良い。


あんまり見てて辛くならなかったじゃん、この回って。
逆にアンチ段取りとして考えるならば、
木山先生の過去を描写すること自体が不要。



そんなことを思いながら見たのが
生徒会の一存」加藤敏幸絵コンテ回


加藤さんもやっぱり出崎リスペクターの一人なのかな?
随所随所に出崎を感じる。
雪の中のシーンもそうだし、
入射光もそう。


前にどっかで「生徒会の一存の夕焼けの使い方はへたくそ」
みたいなのを見たけど、そうは思わないな。
人間としての一日のサイクルという根源を考えれば、
「感情表現としての夕焼け」なんてのは
おまけでしかない。
日の出と共に起き、日暮れとともに寝る。
本来の人間の行動サイクル。


そういうのが記号論だの演出論だの前の
大前提なんだと思うんだけどね。


というわけで、今回のBパート後半は、
その「サイクル」を抜けた部分。
学校も出てるし、生活サイクルからもはみ出している。
10話分積み重ねたからこそ、
この11話でそうすることに重みが出る。


そう考えれば「いつもと同じ」〜雪のシーン〜告白
という流れも分かりやすい。
あそこで「いつもと同じ」というのはこの作品らしいというか
佐藤卓哉監督らしいというか。


来週への期待という意味ではこの「生徒会の一存」が一番次回が楽しみですね