ごっこ遊び、ひいては演じるということについて


前にキャラ承認というものについてセーラームーンの話題を出したが、
それは最近の話という反論を受けた


まあ卑近な例でセーラームーン出したわけですが、
こんな話もあります。


70年代生まれくらいの女性(割と美人だけど声がハスキーで面白い)
の人が
「ほら、私ってこんな声でしょ?
だからちっちゃい頃にサリーちゃんごっことかやるといつも
『よし子ちゃん』役にされちゃったのよ〜」
と言ってよし子ちゃんのモノマネをしてくれた。


この人のこの面白いキャラは
「キャラ承認」で培ってきたものかもれない


そこでいうと思いだされるのが出崎の


「本当のところはわからないけれど、女性って自分がいいと思えば、そっちの方向にいくらでも変化(へんげ)


していけるんだと思うんですよ。たとえば、男が私のこういう部分を見ているっていうことがわかったら、


実際にそういうふうにしていくよね。


女性というのは生まれた時からそうなんだよ、きっと。


かわいいよって大事に育てられたりすると、男より早く恋をするだろうし、


相手の気持ちもわかるようになるだろうし。男なんてどんなに良い大学でたところで、


相手の心がまったくわからないヤツはいっぱいいる。


でも女性は相手が何を考えているかを察知して、よく思われるように平気で演じたり出来るんですよ。


これはけっしてバカにしてるわけでも、批判しているわけでもありません」」


という別冊宝島インタビューでの言葉。


つまりは女性は他人からの「キャラ承認」を逆手にとって、
自分を魅力的に演じていく、というのが出崎的女性観だ。


つまり、他人からの「キャラ承認」という文化は女の子の中では
常識的に存在し、子供のころから実践しているということなのかもしれない。
そういう部分を「圧倒的男性優位であるアニメ業界」が
「女児アニメ」の中に盛り込んでいったのではないか。


さらに言えば、そういった『女性的キャラ承認』を
男性が自分に適用したのが、
「第四世代オタク」のキャラ承認なのかもしれない。


まあ非常に男女差別的な考え方だけどねw
児童ポルノ云々」なんて問題にならないくらい古典な男女差別思想。
でも、俺は男女ってそれくらい違うものだった
と思うよ