今年のアニメを振り返ってみる


○まずは2010年1月スタートのクール。
2009秋クールは「けんぷファー」を筆頭に怪作を連発したが、
一転、おとなしいクールとなった印象であった。
出崎統監督が「コブラ」を降板したこともその一因となる。


ある種の「本命不在(あえて言えばデュラララ・ハトプリ)」の中で存在感を見せたのが
バカとテストと召喚獣」「れでぃばと」「ちゅーぶら」と言った
プログラムピクチャー的な作品。
これらが演出で魅せてくれたのは非常に大きかった。
ちょうどアニメの本数が少なくなってきたこともあり、
監督クラスの演出家が各話で参加して作品の質を向上させていた。
アニメバブル崩壊後の過渡期にしかないおいしい現象といえよう。


ソラノヲト」については最終話〜未放送話数は非常に良かったモノの
それ以前の話数は物足りないことこの上ない結果に。
プロローグを1クール分やるなんてなぁ。
2期・・・というのも儚い夢。


○2010年4月スタートのクール。
さすがに春クールとあって、
けいおん!!」「エンジェルビーツ」「四畳半神話大系」「ワーキング」
などの話題作や、
迷い猫オーバーラン」「いちばんうしろの大魔王」などの怪作もあり
事前の評判は良好。
実際、「四畳半神話大系」は作画的に非常に面白かった。
しかし、前評判ほどは・・・という作品も多かったクールでもある。


むしろ、前評判がほとんどなかった「HEROMAN」の特に1クール目が
一番面白かったかもしれない。
メイド様は桜井弘明の健在っぷりをアピール。
いや、「エンジェルビーツ」「迷い猫」あたりは期待しないで見たら
すげえ面白かったけどねw
けんぷファーほどじゃないけど生徒会の一存くらい面白かった。
まあ見たのが「次のクール」の時だから、判定ゲロ甘になってるかもしれないけど


○2010年7月スタートのクール
魔の夏クールとなったこの時期。
本命だったはずの「ストライクウィッチーズ2」のまさかの失速
安牌かと思われた「みつどもえ」の誤算
「オカルト学園」と「ハイスクールオブザデッド」が本命みたいな微妙な空気
黒執事2も1期に比べるとパワー不足。
最終的には「生徒会役員共」が相対的に面白いと感じるようになった。


そんな中、毎週絶賛してたのが「祝福のカンパネラ」と「あそびにいくヨ」
特にカンパネラだったね、俺は。



というわけ今年のピックアップは
・バカとテスト召喚獣
・れでぃばと
・ちゅーぶら
四畳半神話大系
・HEROMAN
・会長はメイド様
祝福のカンパネラ
パンティ&ストッキングwithガーターベルト
スタードライバー輝きのタクト
ミルキィホームズ
次点
サンレッド
・もっとTOLOVEる
・それでも町は廻ってる

番外
刀語の7話
けいおん!!の1話アバンのみ
迷い猫オーバーランの大地回と佐藤卓哉回と福田回と小野回
エンジェルビーツの野球と結婚回とドナーカードと浅井回(あおきえい自体はバカテスの方が良い)
イカ娘(みつどもえに期待した「安牌」っぷり)
ソラノヲトの未放映話数
・神のみぞ知る世界の4話