再び、岡田構成作品を3連続で見る


ゴシックだなやっぱ。


いや、放浪息子も面白いよ。
前回よりも圧倒的に面白かった。
というか世界を広げてきたね。
4人(主人公・メガネ・ヒロイン・さささん)
から
7人(上記+ティアラウェイ+桃子)


特にティアラウェイこと、千葉役の南里さんとチーちゃん役の千葉さん
という千葉さんが千葉役じゃなくて南里さんが千葉さんとか混乱する。


とにかくあの二人のキャラと関係性が良いね
……舞HIMEっぽくて(結局それか)
いや、やっぱり俺はああいう女の子同士の関係性の描写を
巧くやってくれるところが岡田麿里の魅力だと思ってるわけよ。
吉野弘幸のは少女漫画を目指してはいるけど、
やっぱり色々と男の都合が入らざるおえないから。


そういう意味で、放浪息子の期待値はガッツリ上がったわけだが、
まあ、主人公がこの先もこの2話みたいに空気だって保障もないしなぁ、と。
演出的にはあおきえい過ぎて逆に話すことなくて。
何もかも100%あおきえいで、あおきえいじゃない部分を探すんだけど無くて。
「全カットあおきえいしてる」
これが全て
普通のあおきえい
あおきえいの普通


フラクタル
神戸守コンテがかっこ良かったし、面白かったよ。
ただ、もうこれが作品のフォーマットなんだろうが、
説明台詞が多すぎて。
コンテがこれだけ良ければ「分かりやすい台詞」は要らないよ。
だってムントはそうだったじゃないか。
「脚本がコンテをコントロールする」
っていう点では、フラクタルの岡田はまるで黒田洋介のようだ。


で、ゴシックですよ!
この主人公出来るぞ!
難波監督の「はじめの一歩」「刃牙」での経験が生きてるぞ!
というか、ボンズで手伝ってたね、はじめの一歩。
今は亡き故・逢坂取締役が良い感じな千堂描いてた。
で、今回の殴り合いもなんというか、それに近い感じがして。
「猟犬」のキャラデザが凄く川元さんだったからかもしれない。


主人公の意外なタフさとか
ヒロインの意外な脆さとか
後は「野兎」二人の関係性とか
混ぜ方が非常に巧い。
難波監督が一番巧く「岡田麿里」を使ってる


特に「彼がヒーローに憧れる理由」(HEROMANインタビューから)が
HEROMANのそれとリンクし、かつ今回はサクッと茶化しに行くのが見事。
見事な岡田脚本の利用法。


コンテがゴッキーというのもびっくり。
この間のトラブル2期と良い、ゴッキーのコンテ力がハイパー化してる?
ラストらへんのカット割りとかたまらないなぁ
来週は新キャラ登場ということだし、期待期待


PS、ウルヴァリンの最新話を見たら、オメガレッドが!
  これは結構ちゃんとX‐MENなのかも!