舞乙7話の作画〜ライブ感〜


椛島洋介さんがツイッター舞乙のことを話していた

椛島さん「頭冷やすために舞乙見てる。Zだけどw そういや、初めて参加したのが7話でアリカがマイスターローブにマテリアライズするからそこをと言われ原画描かせていただいた。懐かしい。決めのポーズをその時ハマってた中国拳法取り入れてみたり。」
「だけど久行さんにその時既にあったニナのローブを見せられちょっと抑えてとあの形に。必殺技のところはどうしたいのか良くわからなかったからリボンをサイバーフォーミュラのブーストみたいにしたらかっこいいかなぁとメカっぽくしたら喜んでいただいてホッとした記憶。」




うむ、確かにサイバーのブーストみたいだw


これに対して大塚健さん(7話のメカ作監)が

大塚さん「デザイン的にメカの要素は無かったようだけど、あの原画が良かったので、アリになったみたいだね。原画が作品世界に影響する好例だねw 」


「原画が作品世界に影響する」っていうのは良いなぁ


脚本や絵コンテで書かれたことを表現するための原画・アニメーターであるというのがある
一方で、こういった原画からの作品へのアプローチによって、
作品世界が変わることもある。
舞乙のローブは確かに後半になるつれてメカ要素が強くなっていったし、
序盤に見せられる「社交の華としてのオトメ」から
後半の「兵器としてマイスターオトメ」という物語の動きにも
合致している。
もちろん、偶然ではあるんだけど。
椛島さん自身も

椛島さん「あの当時ガチでメカ作監やってましたからねw 発想がそっちよりだったのかもしれませんがありがたい話ですね〜 元来そういう部分を考えるのは好きでしたし、ああしたいこうしたいと思える作品だからこそ出来た結果かなぁとも思いますね。」

と言っていて。
ガンダムシードディスティニー(「サイバーの福田監督」の…ってみんな知ってるか)
のメカ作監の直後というのも含めて
偶然によって作品が良くなる。


椛島さんも言ってるけど、
この7話のコンテ演出が長井さんだったり、
原画には最近コンビを組んでる田中将賀がいたり。
そういうのも含めて、
ライブ感の中で面白くなっていくのがテレビアニメの面白みだと思うんだ。


そう考えるとやっぱり、2クール以上でやってほしいなぁ
って思っちゃうんだよね