処女好き向け?今川版サクラ大戦?90年代版ストライクウィッチーズ?聖少女艦隊バージンフリート


見放題のラインナップを見ているとバージンフリートが!
これマジで便利だなぁ


バージンフリートは俺の中ではちょっと微妙な思い出があって。
昔見たときは、今川泰宏さんの作品を追っている中でみたんだよね。
だから、この女の子満載な雰囲気がちょっとね


GガンGロボ味っこのあの今川監督のラインを求めていたからさ。
ほら、ぶっちゃけ中学生にとっては処女とかどうでもいいじゃない。


でも、今見ると面白いわ、これ
2話とかね、間違いなく富野御大の直弟子・今川泰宏だからこそ出来る構成。
あの「パワーの増大」や戦争に対する表現は
今川泰宏さんの名演出作「ハイパージェリル」そのものかもしれない。
「ハイパージェリル」も今回の見放題に入っているので
続けてみるのもまた一向


違う視点から見ると、
このアニメはまさに「ストライクウィッチーズ」の先駆け的な作品であって、
特にストライクウィッチーズの一期の
あの危うい、戦争の匂いと女の子の匂いが入り混じっている感じが好きな人には
たまらない作品になっている。


AIC作品という点でもスト魔女とのかかわりはあるものの、
バージンフリートは、
男がデザイン的に完全に天地でw
天地と違って、特に大した能力もなく、完全に空気なんですけどねw


そういう意味では、男をほぼ完全に排除したスト魔女
あるいは、
「女の子だけの能力」って設定で
男主人公だけ特別扱いした「インフィニットストラトス
などとも
似て非なる設定の部分が
全3話の短いストーリーの中でも
巧くいかされているのが印象的だ


戦闘機に乗る主人公の声が島本須美さんというのもポイントが高い
作品中で何回も「切れナウシカ」が聞けます。
声優陣は1998年ということを考慮しても非常に豪華。


小山茉美さんの印象が強いが
小山さんのキャラの母親役(中将)は
田中"中佐"敦子の師匠筋にあたる
高島雅羅さんが担当。


高島雅羅さんといえば近年では「ちゅーぶら」のお婆ちゃん役の迫力が記憶に新しいが
吹き替えの重鎮でもある。
吹き替えの重鎮では小宮和枝さんがやくざ女の役をやっていて、これも抜群に良い。
こちらはプリキュア好きの人はすぐに「この声はハデーニャか!」とわかることでしょう。


作画的にも、1話の祭りでのドタバタや2話の空中戦など見所は多い。
エフェクトは橋本敬史さんが見てるのかな?
なんか不思議な役職でクレジットされてますw


そういや、動画チェックに最近よく名前を見る「滝吾郎」さんの名前が
この方、別にペンネームとかではなかったんですね。
AIC周りの人だったとは。
こういう、一昔前の作品を見ていると
意外な発見もあるものですね


3話のラストは今川さんらしい超展開とハッタリオチがあるのもグッド!
多分、潮風ちゃんはバージンエネルギーを使えばマスターアジアとも生身で戦えるんじゃないか?


と、いうわけで
全3話と短いですし、
特にスト魔女一期が好きだった人には是非見ていただきたい作品です。