話数単位で選ぶ、2011年俺が見たアニメ10


ルール

・2011年1月1日〜12月31日までに俺が見たアニメ(TV・OVA・映画なんでもOK)から選定。


・思いつき順。順位は付けない。



・劇場版とっとこハム太郎 ハムハムージャ!幻のプリンセス

出崎統andハム太郎with亜細亜堂
出崎演出はもちろんのことながら、
島田満さんの脚本、亜細亜堂主力の作画、ヒロイン声優の玉川"マリ子"紗己子
と全てが噛み合った名作。


出崎演出の尖りっぷりでは
劇場版 とっとこハム太郎 はむはむぱらだいちゅ! ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔
も良かった。


俺たちに翼はない 11話「妹萌えという概念を知っているか?」
俺翼はどの話数にするか迷ったけど、
一番はこれ。
ずば抜けてました。
演出が。
ああ、でも最終話も捨てがたいなぁ。
最後に二発、すげえ演出を見せてくれた
俺たちに翼はない」に乾杯!


マクロス7 27話「七色の歌エナジー
38話の「禁断惑星のシビル」と
52話の「最強女の艦隊」と
どれにしようか迷ったのだが、
俺の中の「河森正治」再評価という意味でピックアップ。


やっぱりね、河森さんは天才ですよ。
これは間違いない。
最近の監督としての仕事に俺は不満があったんだけど、
各話絵コンテマンとしてのこの仕事は、
本当にパーフェクトな仕上がりだった。
バンドモノとして、これこそが俺の見たいものなんだ。


マクロス7ダイナマイト 4話
マクロス7白鯨ダイナマイト!
あの出崎さんだって、クジラに歌わせようなんて考えやしないさ!
コレが!
これが!
之が!
歌の力だ!




カーニバルファンタズム 「放課後・路地裏同盟」(OVA
コントアニメの決定版でしょう。
特に「放課後・路地裏同盟」は、岸監督の方法論の上に
"マイメロ軍団"の一人、政木伸一さんの演出が加わることで
アニメでコントをやるということは新たなステージへ進化したことを
はっきり感じられた。


ギャラクシーエンジェル 14話「Downtown Soulfood ODEN」
ギャラクシーエンジェル 19話「エンジェルキッス・ガトー・デ・ミルフィーユ」


ギャラクシーエンジェル1期、屈指の名話数がこの二つ。
この二つがまた因縁で。
14話の演出処理は成田歳法さん、そして19話のコンテ演出は松尾衡さん。
今敏監督と深い因縁を持つ二人が、
ギャラクシーエンジェル」などという
今敏監督作品と一番かけ離れているであろう部類のアニメで激突しているというのは
今考えても歴史の妙。


がぁ〜でぃあんHearts 1話
中村憲由さんの最強最大の仕事の一つでしょうね。
中村さんのカルトアニメというと「Dragon Slayer」
の名前が挙がることが多いけど、
が〜つの1話もそれにまったく負けていません。
黒田監督の初期作品としても価値は大きい。


輪るピングドラム 14話
ノーマッドからの刺客・山崎みつえさんの仕事が
個人的にはピンドラの一等賞でした。


俺にとってのピングドラムを一言で表現するならば
けんぷファーの面白い部分がずーっと続いてるアニメ」
だった、と思います。
少なくとも、俺にとってはウテナとの関連性よりも、
演出的にはそっちの流れを感じるものだった。


ジュエルペット サンシャイン 第7話
山崎みつえさんと同じく「けんぷファー」女性スタッフの一人
宮崎"好きなものは好きだからしょうがない"なぎささん
のコンテ回。
もうベテランと言っていい演出家ですが、
ここ最近でさらに技を磨いているのか、
目立った仕事が多い。
今後にも期待!