声優とアニメについて

声優については声オタの方々にはまったく敵わないが、
新アニメ批評(http://keiesworks.blog122.fc2.com/
で話題になっていたのでちょっと書いてみる


どうも最近のトップアイドル声優の動向は
水樹奈々さん→平野綾さん→戸松遙さん)
という流れらしい。
水樹奈々ってそんなに声優業の方で活躍してたっけ?
とは思うが、武道館ライブとかやってるしねぇ


では水樹奈々の前はどうなっているのか?というところを追っていきたい


第三次声優ブームというのが90年代に有った


元アイドルの声優→日高のり子椎名へきる
人気アニメの声優→林原めぐみ三石琴乃
メディアミックスの成功者→國府田マリ子


ここらへんがトップ集団だったらしい
三石以外は歌手活動での活躍が目立つというのが
アイドル声優」であり「第三次声優ブーム」たる由縁らしい
アニメ声優としては、
特に90年代後半はやっぱり林原めぐみの時代だったと見ていいのかな?
まあ林原時代としよう


その次に00年代になると、堀江由衣田村ゆかりというコンビが出てくる
やまとなでしこ」の結成が2000年でここから
この二人の人気が爆発する
確かに俺の記憶でも人気声優といえばこの二人という感じの雰囲気だったと思う
この二人は今でも人気だが、
その絶頂期は上記の「なまとなでしこ」の活動期間である2000年〜2003年としよう


2004年あたりから「アニメバブル」が始まる
簡単に言うと、年間の新作アニメ本数が100を超えるのだ。
つまり、単純に言って100人の主役声優が必要な時代になった
そこに活路を見出したのが、多数のアニメに出演しまくる声優の登場である


代表格が2000年前後から年間約10本のアニメに出演していた「川澄綾子
2chで「スーパー中原タイム」(連続した放送枠でどちらも主役を演じた)といわれた「中原麻衣
2004年に年間出演本数23本を記録した「能登麻美子


全盛期の堀江由衣でさえ年間10本(主役級4本)というのに対して、
川澄・能登は20本前後をこなし、中原は主役級で7本前後に出演する
雪の女王」の時の声優オタクの言を借りれば
まさに「萌えの専制君主」状態であった
(この言い回し良いwNHKだろうが大御所出崎だろう関係ないという声優オタの意気込みを感じる)


これらの「バブル声優」達は「アイドル」としての注目度は低かった
つまり、「CDがオリコンチャートに」みたいことはなかった
90年代から続いた
「人気声優=アイドル声優」という図式がここで一時的に途切れる事になる


このバブル声優達の裏で「アイドル」的な成功を収めたのが水樹奈々である
オリコンで上位、2005年に週間チャートで2位という記録を樹立した
こちらが林原・堀江らのアイドル声優本流という感じになる


水樹がオリコンで2位を取った翌年、
涼宮ハルヒ」で平野綾が登場、となる


現在はちょうど世代交代の時期なのかな
40前後の世代(林原・三石世代)
30前後の世代(堀江・田村・水樹・川澄世代)
20前後の世代(平野・戸松世代)←ここが出始めた


25歳前後の声優ってあんまり大物いないなぁ
上と下に挟まれた感じ?


さてさて、アニメーターと共にアニメの「演技」を支える声優
これからどうなっていくことやら