おまけ・ウテナについて

少女漫画の過剰な社会性っていう側面で考えると
ウテナっていうのはそこを突き破ろうって話なんだよね。


ウテナにも過剰な社会性をもったキャラがワンサカ出てくるわけだけど、
最終的には「そんなことを求めてもどうにもならないよ」というところに落ち着く。


革命すべきは少女漫画を見て「過剰な社会性」に憧れる、女性の意識。


出崎は男性側から「女ってそういう生き物だよな」って傍観したけど、
幾原はそこに切り込んだ。


最近の少女漫画テイストアニメの跋扈は
「過剰な社会性」への志向を男性まで持ち出したということなのかぁ。
ヒロインが神様だったり魔法使いの貴族だったり大金持ちだったり。


可愛くておっぱいが大きい女の子よりも、
過剰な権力を持った女の子の方が良いと、そういうことなの?


この寓話って現代では通用しなくなってるかもなぁ
以下、過剰な肉体性を求めた男の話



 ある男が、自分を愛している3人の女の中で誰を結婚相手にするか長いこと考えていた。
そこで彼は3人に5000ドルずつ渡し彼女らがその金をどう使うか見ることにした。


一人目の女は、高価な服と高級な化粧品を買い、最高の美容院に行き、
自分を完璧に見せるためにその金を全て使ってこう言った。
「私はあなたをとても愛しているの。だから、あなたが町で一番の美人を妻に持っているとみんなに思ってほしいのよ」


二人目の女は、夫になるかも知れないその男のために新しいスーツやシャツ、車の整備用品を買って、 残らず使いきると、こう言った。
「私にとってはあなたが一番大切な人なの。だからお金は全部あなたのために使ったわ」


最後の女は、5000ドルを利殖に回し、倍にして男に返した。私はあなたをとても愛しているわ。お金は、私が浪費をしない、賢い女であることをあなたに分かってもらえるように使ったのよ


男は考え、3人の中で一番おっぱいの大きい女を妻にした。」


今だったら
「男は考え、3人の中で一番お金持ちで地位の高い女を妻にした」
ってところになるんですかね。