時かけについてちょっとだけ。

いじめられっ子の高瀬は何かと話題になりますが、
実は時かけには「黒薔薇編」というのがあってその中で彼は、
グリリバっぽい人に
「あなたは世界を革命するしかないだろう」
って言われます。


そういう物語が見たかった。
高瀬に対して周りの連中が無関心なことだから時かけがダメというわけじゃない。
「高瀬の心情」を表現することを放棄したところが、
時かけの薄さ。
きっと細田守の脳内には「黒薔薇編」があって、
そこはあえて入れなかったんだろうな、と妄想して我慢しておく。