狂気とは奇跡〜とある科学の超電磁砲〜

STRさんの
http://d.hatena.ne.jp/str017/20091122
からインスパイアーされて。


そもそも御坂美琴はなぜレベル5になる努力をしたのだろうか。
そこには何かしらの狂気=奇跡があったはずだ。
電磁砲8話で「パーソナルリアリティ」なんて言葉も出てきたが、
なんてことはない、
御坂には御坂の「事情」があったというだけの話。


それがなんなのか、原作の方で明かされているのかどうか
俺には分からないが、
どんな設定であれ、それは一種の狂気だろう。


女の子の狂気という話題でいつも思い出すのが、
「貧乏パーマ」の話。


大抵の小学校・中学校ではパーマは禁止。
という中で流行ったのが通称「貧乏パーマ」


寝る前にキツく三つ編みをして寝ると、
朝起きた時にパーマ風になる
というもの。
なんてことないように思うが、
三つ編みというのはめんどくさいものだし、
キツく三つ編みしたら、当然痛い。
でもこれを多くの女の子がやっていたのだ。


何が女の子をこれほどまでに動かすのか。


話は脱線してしまったが、
似たようなことを御坂美琴のレベル5にも感じる。
彼女はなんのためにレベル5になったのか、
なぜそこまでの努力をしたのか。


そこには何らかの狂気がある。
電磁砲8話の暴力性は、その狂気のほんの一片
氷山一角でしかないように思う。


そしてそれは同様にサテンにも言える事。
彼女の狂気が本物ならば
「脳にダメージを受ける危険がある」なんていう事は
なんら抑止力にはならないはずだし、
同じ境遇なら御坂美琴も同じ選択をするのではないか。


そういう意味ではめちゃモテ委員長の狂気と
御坂美琴の狂気は近いかもしれない。
「オシャレ」への熱狂と「能力」への熱狂。


この例えでいえば、
「レベルアッパー」=「美容整形」
と言ったところか。


あるいは女の子の中学受験のようなものだったのかもしない。


「中学受験は親が9割」とは中学受験向けのベンチャーをやってる友達の言。
でも、これは基本的に男の子の場合。


女の子で中学受験に合格する典型は
「○○ちゃんに負けたくない」という
その一点で朝5時から起きて、泣きながら勉強する子、
というのは塾講師や合格者の親の話。
偏差値的な「奇跡」を起こす「狂気」


完全に話が纏まらなくなってしまった。
まあ、御坂美琴もサテンさんも、見た通りの女じゃないだろうな、
そこがこの作品の良いところなんじゃないかな、という話。