エルカザド

最近、仕事終わって時間があればエルカザド見てるんだけど
エルカザド面白いなぁやっぱ


真下監督は「笑い」の混ぜ方が巧い
タイラーとかの頃の真下さんは
画面のシリアスとコメディの比率が
やっぱり良かった。
ノワール以降、ちょっとシリアスに傾き過ぎていたよね。


そういう意味ではやっぱり脚本の金巻さんが良い感じ
いわゆる真下三部作を追っていくと


・月村さんの樹璃編リベンジたるノワール
・黒田さんの計算づくのマドラックス
・金巻さんの百合とコメディのエルカザド


って感じになるかな。
金巻さんはエルガイムのシリーズ構成の
渡邊自由さんの弟子筋で。
富野でコメディ(後半シリアス)をやったエルガイム
真下でコメディ(後半シリアス)をやったエルカザド
とか
ほら字面も似てるし
エルガイムとエルカザド


で、金巻さん自身でいうと
やっぱり「AIKA」のシリーズ構成の仕事がでかい
それまではサンライズでエルドラン(またエル)シリーズ
とか勇者シリーズとか
あるいはガルキーバとかやってたところで、
オタク向けとしてドーンと「AIKA」で出てきた。


百合好きなんだろうなぁとは
思ってたけど、
絶望先生のムック本で、やっぱり百合好きらしいとわかって。


でも、ノワールマドラックスがシリーズ構成の全話脚本だったのに対して、
エルカザドは金巻さん一人の力でもなくて。


そういう意味では、西園悟さんの起用が良いね。
西園さんと言えばロードムービーというイメージなんだ。
デジモンアドベンチャーとかゾイドジェネシスとか
最近だとニードレスも西園さんらしいロードムービーの巧みさを感じた。
OVA版アイドルマスターロードムービー風だったのも
西園さんの脚本なればこそ


その西園さんの得意技がエルカザドではドンピシャ。
例えば5話とかは、見事だよなぁ
ロードムービーでオムニバスをやるからには見たいイベントが詰まってる。
派手な話だと9話の「掘る女」もいいねぇ


そして、地味話担当の川崎ヒロユキさん
8話とか硬派だよねぇ
あるいは15話とか
温泉回なのに、凄い地味w
でも、いいよねぇ
15話はベストエピソード候補まである。