部活と数学と赤点とお泊りと50点と花田十輝


ラブライブ7話が凄く良かった。
今日は疲れたので、ちゃんとしたのは明日書くとして、
ちょっと感じたことを書いておく。


7話の主題ではないが、気になった描写がある。
それは

これだ。


このカットを見た瞬間に俺の脳の一部分が反応した。
下半身ではない。
反応した瞬間は何が引っ掛かったのかすぐには分からなかった。


まず、ヒントは赤点と53点という点数だ。
これに違和感があった。
赤点というのは普通何点のことを言うのだろうか?
俺の通っていた高校には赤点・追試という制度はなかったので
よく分からない。


そこで、簡単に調べたところ赤点には
1、絶対的な点数で区切る(30点・40点・50点・60点などパターン有)
2.平均点の半分
という二つのパターンがあることが分かった。


ここで、ラブライブにこれを当てはめてみよう。
ほのかの描写から察するに、
この53点という点数は赤点ギリギリであると思われる。
つまり、この試験の赤点ラインは50点前後だと考えられる。


これによって、上記2の「平均点の半分」説は即座に否定される。
つまりは、絶対的な点数である50点で区切っていると思われる。


では、なぜ50点なのか。


ここで、2の「平均点」という言葉、そして
「数学」「泊り込みで勉強」「花田十輝」というが
俺の脳の中で有機的に結びついた。


そう、これは前期の花田作品「中二病でも恋がしたい」5話を想起させることで
実際の描写をしなくても、そこにドラマがあったことを
感じさせようというギミックなのだ!


中二病」5話での六花ちゃんの点数を覚えているだろうか?
52点だ。
平均点は50点。
勇太と六花の青春なお泊り勉強会。
六花ちゃんの控え目だが、うれしそうな笑顔。


そういったものを、このテストの点数とほのかの笑顔で想起させようという魂胆。
外部装置さえも使った圧縮。


だから、2つ前のシーンで海未に
「今日からほのかの家に泊まりこみます!」

と言わせておいて
その描写はまったくなし。
本当にまったくなし。
その代わりに生徒会長の描写を入れている。


これは、外部装置による圧縮を利用し、
中二病でのあのラブラブな勉強会を、きっと海未とほのかもやってるんだろうなぁ」
とか思わせることで、その部分をカットし
その時間を生徒会長に充てている。


ラブライブスタッフ、京アニの人気すら利用するなんて、なんて恐ろしい連中だ!