新房とコゼットの肖像

新房が「新しい表現者」として語られる時、
抹消される作品、それが「コゼットの肖像」である。


制作時期は月詠・なのはと同時期の作品だが、
一番新房濃度が高いのは間違いなくコゼットである。


そして一番売れなかったのもコゼットだ。
もうどうしようもないくらい売れなかったらしい。
それに引き換え、月詠となのはヒットした。


これによって、新房は作家性の高い作品を作るのを諦めて
現在の路線に変更された。


アニスタの
http://www.style.fm/log/02_topics/top050228a.html
なんかはその降参宣言と言ってもいいかもしれない。


>藤本 同じ新房監督の『月詠』はあんなに売れてるのに『コゼット』は、なかなか数字が伸びなくて。
>新房 「そりゃ、なぜだ」と思いますよね(笑)。
>小黒 やってる事は、あんまり変わらないですもんね。
>新房 うん。変わらないんですよ。
>小黒 お兄さんと小さい女の子がいて、不思議な事が起きる。大ざっぱに言えば同じ話ですから。
>新房 構造はそんなに違っていない。『月詠』も「血の契約」とか言ってるし。「あれ、似てるなあ」と思うんですけどね。