アニメオタクをするということ

http://d.hatena.ne.jp/mattune/20091213/1260664421#c1261062590
のヒロさんのコメントにレス





俺はね、端的に言えば別にアニメオタクはアニメだけ見てても良いと思ってるんですよ。仕事じゃなくて趣味なんだから。
アニメを作るんならアニメ以外の知識も必要だと思うけど。


そしてアニメを見た時に「感じた」ものが全てでしょう、基本的には。
現代の技術だろうが死に物狂いだろうが、出来たものを見た時の感覚が全て。
「面白い!」とか「凄い!」とか「神!」とか。
そういうことを感じるをアニメを腹一杯見たいわけですよ。


で、実際にアニメをレンタルなりDVDで見るためには、
固有名詞がないとDVDなりを探せないんですよ。
「演出家が死に物狂いで作ったアニメを買いたいんですが・・・」
ってDVDショップで言うわけにもいかないでしょう
「神アニメ探してます」とかもねw


でも「出崎統のアニメを買いたいんですが」って言えば店員が検索してくれますよね。アマゾンで自分で検索するんでもいいですし。



だから、このあいだの「演出にカブレル」は
プリキュアは知ってるし演出にちょっと興味があるけど、五十嵐卓哉はよく知らない」人達向けをターゲットに書いています。
で、あえて説明を省いたの。
何でかといえば、自分で調べ・考えてほしいから。
出崎統ってなんだ?」
山内重保ってどんな作品作ってるんだ?」
って。
そういう意味では確かに俺は「閉ざされてる」部分があって、
そういうことを自分で調べない人間・自分で考えない人間には興味がない。
アニメオタクをやる気な人にしか興味がない。


だから、666さんに
「分かる人だけで結構!って感じのブログだよね」とか言われちゃうw


あと、現状としては、ほとんどのアニメオタクは「アニメを見尽くす」段階にはないわけですよ。
「文学なり現代思想なり」に手を出す前に知るべきアニメの要素が山ほどある。


作画について注目が行くようになったのも最近のこと。
でも例えば「色」についてはまだ未知数な部分が山ほどある。


反アニさんとことか、iketomoさんとかが
とらドラ」の色彩について語ってましたけど、
色彩設定の人の名前とかは出てこないですよね。



JCSTAFFの色彩といえば俺にとっては「店橋真弓」さんで、とらドラにも各話で参加してるけど、
とらドラ色彩設定の「石田美由紀」さんはハチクロもやっている人



とか言えば、少なくともこの二人の作品は追うことが出来る。
そこから色彩についてもっと「開く」ことが出来る。


アニメの中での開拓が終わってないのに、
やれ文学だ現代思想エーコだと言って、それがアニメオタクのプラスになるとは思えない。



アニメ評論ブログなんてのは所詮はきっかけ
見るのも感じるのも調べるのも、本来は自分でしょ?